さばいばる玉ウキテンカラ世界選手権大会

 

 

12/6(土)は新城市のリバーベース塩瀬で、さばいばるテンカラの講習会。4名参加。

山に入り、毛バリの素材になりそうなものを探して、それで毛バリを作るというもの。

鳥の羽根は・・と探したが季節が遅いのか見つからず、植物だけだった。ススキのようなので毛バリを作る人とか。

名付けてさばいばる毛バリ。

もちろん自己融着テープで巻く毛バリ、モップ毛バリなどを巻いてもらい、では実釣へ。

今回は全員に玉ウキテンカラでお願いした。水温5℃で魚の活性がなく、流れのない毛バリエリアの魚は底に沈んでいる。

そこで軽いオモリをつけて、ゆらゆら沈ませながら、玉ウキに出るアタリをとるというもの。

さばいばる毛バリでは、アタリが出て、フッキングすると1回でバラバラに。やはり植物では釣れるけれど耐久性がない。

そこで自己融着毛バリやモップ毛バリを使ってもらう。次第にキャスティングやフッキングができて竿が曲がるようになってきた。

最後に10分間の玉ウキテンカラ世界選手権大会を開催した。毛バリは自由。キャッチした匹数。

世界チャンピオンは滝谷さんである。タキタロウではない。滝谷さんは管理釣り場のエキスパート。以前、平谷湖のチャリティーテンカラ大会で優勝したことがある。

マラブーを得意とする。この日は、玉ウキの下を1.5mくらいにしてハリスは0.4号。ガン玉なし。少しオモリ?をかましたオリーブ色のマラブーだった。

10分で5匹、2位が3匹、1匹、0匹だった。優勝賞品はシマノキャップ。

フリーフィッシングでは皆さん(私も)滝谷さんからマラブーをもらい真似する。確かに食いがいい。

数日前の下見のときは透明度が悪かったので白系のモップ毛バリがアタリだったが、少しクリアになったこの日は、白系モップよりマラブーだった。

滝谷さんは、尻尾がチョロチョロ動くのでそれがいいのではないかと。

魚の気持ちはわからない。管理釣り場やC&R区間は日によりアタリ毛バリが変わる。それを見つけたときは、これだ!と思うのだが、次には見向きもされない。

それが面白いという人もいる。

日により変わる魚の気分に対処するには種類、色、サイズ、形の違う無数の毛バリが必要になるけれど、その中からどれを選ぶか。選んだ毛バリはこれでいいのかと迷いながら竿を出している。

渓流ではバーコードステルス1本やりの私には、どこでもこれで通したいが、そうもいかない。

今年も迷いのうちにまもなく新しい年が来ようとしている。去年も、その前の年もそうだった。あぁ、進歩というものがない。

迷ううちは生きている。やがて永遠に迷わなくなるのだから今のうちである。