日進プールテンカラ講習会

 

日進プールでは今シーズン3回の講習会が予定されている。

第1回が1/14、第2回が2/18だった。竿、仕掛け、毛バリなど人数分用意するので参加者は手ぶらでOKである。

まず座学でテンカラの歴史について。つぎにアマゴ、イワナ、さらにプールで釣れるニジマスとホウライマスについて説明する。

これらの魚は目が悪くボウとしか見えない、色も不鮮明なこと。また渓流で使う毛バリでは小さいため魚の目につかない。

このため大きく見つけやすい蛍光グリーンのモップ毛バリがいいことを説明し、一人、2〜3本巻いてもらう。

おそらく、モップ毛バリを餌としてくわえるのではなく、手のない魚はなんだべ?と口で確認しているのではないか、と考えられないこともないことはない。

一体、どっちなんだと言われても、答えは知らんけどである。要は釣れればいい野田聖子。

4年間のプールテンカラの経験からこの毛バリの実績が一番高い。他の毛バリでも釣れないことはないが、アタル確率がもっとも高いからだ。

 

 

その後、プールでキャスティングを説明した後、実釣である。

よく釣る人、なかなか釣れない人の違いはアタリが取れるかである。

くわえてスズッと持っていくアタリはわかるが、くわえてすぐ離すのがいて、このとき、わずかに手にコツッと来たり、かすかにラインがふける。

これがとれるかどうかである。いったん、これがわかると一気に釣れ出す。講習中、多い人で10匹以上釣るようになる。

対岸はルアーの人たちである。なんでそんなに釣れるのか?と聞きにくる人もいる。

ルアーとはまったく違うフワフワ漂う毛バリに興味をもち、なんだかな?とくわえるのではないかと思う。

お父さん、お母さんのヒットした魚を子どもが掬い、今晩、焼く?それともムニエル?などの会話が生まれるファミリー参加はほほえましい。

日頃ルアーの人にはテンカラが面白く、よく釣れることに驚く。

モップ毛バリで釣れること、アタリの多様さと合わせの難しさ、それとヒットしてからのべ竿ならではの取り込みの面白さである。

ルアーも楽しいが、テンカラはよく釣れる釣りであること、ルアーの良し悪しに依存しないシンプルな釣りだからこそ面白いことを少しでも多くの人に知ってほしい。

3/17は第3回講習会だがすでに定員10名一杯である。

次は来シーズン。私が生きていて元気であればあると思う。