小さい沢なので最大で8寸のイワナであったが、真っ青な空、ドライな空気、圧倒される緑、春ゼミの合唱の中で十分楽しめた。
置賜白川の本流は石徹白の本流の傾斜をきつくしたような流れで、遠くの飯豊連峰の残雪がそこが源流であることを示している。
雪代が流れ、水も太く、テンカラのポイントは少なかったが、いくつかイワナが出た。最大で9寸あるかどうかである。
今回、案内してもらったところがそうだったのかもしれないが、渓流の規模の割に魚が少ない。Sさんの話ではほとんどがエサ釣りのようだ。
入漁券の旗のある家で日釣り券を買ったが、解禁から今日までの間、券を買ったのはあなたが初めてだと言われた。無券の人が多いのだろう。
山に入れば山菜は取り放題である。イワナも山菜同様、とり放題なのかもしれない。
漁協放流もないだろうから、魚が増える要素はなく、渓相の割に魚が少ない理由がわかった気がした。
|