寒狭川中部漁協ゾーニング解禁

 

寒狭川中部漁協(通称、中寒狭)が2/6(日)解禁した。前日の2/5は、雪の中、塩瀬ベースのサポーターと組合員で毛鉤、ルアー、餌釣りゾーンにアマゴを分散放流した。

私は「雪だから気をつけてね」と声を掛ける声かけ掛りである。

絶対に水辺まで行って放流しない。放流しようとして滑って転んで初泳ぎしたら、これがホントの「年寄りの冷水」になるからだ。

翌日は特別解禁。同時にRarts杯の大会である。餌、ルアー、毛鉤の部でそれぞれ賞品が出る。毛鉤の部ではなんと田島さんが優勝。なんとは余分。2位との差はわずか1mmだった。

1mmの差で優勝賞品はRartsの偏光グラスである。田島さんが調べたところ26000円ぐらいのようだ。こんなにいい賞品が出るなら、来年はやるぞ!

組合長の話では餌釣りを10匹制限にしたことで、なんで10匹なんだ、誰が決めた、一人一人に連絡したのか、などの苦情というか、悪態の電話が殺到したようだ。

そのせいか、例年なら大会会場に200名くらい集まるのが今回は100名程度だったようだ。それだけ10匹制限を嫌って餌釣りが来なかったからだろう。

 

 

100名減として、日釣り券1000円+大会協力金1000円で2000円/人。これが100名減で当日、20万円収入が少なくなったかもしれない。

これは漁協にとっては痛手になるが、そうだとしてその分、5000円の年券を買って中寒狭のリピーターになってくれる人が40名増えれば、解禁日の減収を補うことができる。ぜひ、年券を買って中寒狭のリピーターになってほしいと思う。

 

来年からは10匹制限の苦情は来なくなるだろう。解禁日に来るだけの放流魚めあての人より、中寒狭が好きだから来るというリピーターが増えることは漁協にとって願うところと思う。

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ある平日、快晴、無風、暖かな日並みのいい日に毛鉤専用区へ。ひまんちゅは日並みを選べる。

放流されたところに限定されるがアマゴは無数にいる。ここが昨年までと違うところである。昨年まではゾーニングがないので餌釣りは釣り放題。数日するとまったく見えない「終わった川」だった。

今年は違う。C&Rなので魚が減ることがない。この日は16番に2mmのタングステンビーズをつけ、自己融着テープを巻いた黒い毛鉤にアタリが多かった。

ライズが出て、魚が動き出したときは12番の普通毛鉤をクイクイと引くと水面にバシャと出て楽しめた。

成魚放流されたアマゴであるが、まだ野性アマゴには早いこの季節の楽しみ方の一つである。4月になれば中寒狭でも野性アマゴが毛鉤を追う。ぜひ、中寒狭のC&R区間を体験してほしい。