科学する毛バリ釣り テンカラ』から30年 

 

ある方から『科学する毛バリ釣り テンカラ』を中古で買ったという連絡があり、あらためて本を見たら1992年の初版だった。

なんと今年でちょうど30年になるとは自分でもびっくり。2013年まで増刷され9刷で絶版になった本である。

 

 

Amazonでみたらありがたいことに★★★★★である。定価1,800円であるが、最安値で1,994円、高いのではなんと20,000円である。

本業の研究のかたわら、30数年前からテンカラを科学的に解析する研究を始め、本にまとめたものである。本業ではこのような研究は研究業績(ポイント)にはならない。

テンカラが好きで好きで、そして若くて、体力も好奇心も強い40歳の頃である。目次でわかるように考えられることのほとんどを実験し、調べ、聞き取りし、調査した。

 

 

30年以上前、瀬畑さんと一緒に黒部に行ったときの写真が使われている。若くて、これ誰?みたいである。瀬畑さんも若かった。

30年も経てばテンカラのタックルは変わる。当時、ラインはテーパーラインが主流だったが、すでにレベルラインが登場していた。レベルラインが今後、普及することを解説している。

古い本だが、新しい。新鮮な驚きがあると思う。テンカラに限らずフライフィッシングの人にも参考になるかも。読んでいただければ。中古しかないので申し訳なしです。