白馬から糸魚川へ

 

長野県白馬村(はくば)のNIKU雅のオーナーの岡田さんの案内で栂池高原の渓流を訪ねた。

渓流釣り・クワガタ採集ガイド やまにーかわにーの今西さんも一緒である。

前夜の食事はNIKU雅の400gのステーキをペロリ。正直、こんなに美味しいステーキは初めてである。

かって栂池スキーの際、リフトに乗りながら、この下の谷にはイワナがいるだろうと思っていたが、念願かないそこを案内してもらった。

大汗かきの私でも、高所なのでそれほど暑くない。といっても「どうかしたの?」というくらい汗をかく。

泣き尺のイワナも出て、十分楽しめた。ラズベリーの走りの季節のようで、これからは渓流はラズベリー祭りになるようだ。

 

 

その足で糸魚川に向かう。

まず歓迎とのことで地魚の居酒屋で飲み会。飲み会には村山元総理大臣も参加して話のつきない楽しい会になった。食べたことのない地魚も出て、これもまた美味しいものだった。

講習会はヒスイで有名な観光地のヒスイ峡。85歳から30歳までの12名が参加した。85歳の倉又さんもお元気で毛バリを振っていた。この歳までテンカラができるのは素晴らしい。

素人にはどれがヒスイなのか、さっぱりわからない。もちろん持ち出し禁止である。そもそもお宝に縁がなく、関心もない。

山上憶良

「しろかねも くがねもたまも なにせむに まされるたから こにしかめやも」

万葉人に同感である。

事前に組合員によりヤマメが放流されていたので放流場所でデモンストレーション。

いつものことでスレるのが早く、魚は見えているのに食わない。そこでどうする。いくつか引き出しから弾をだして釣ってみせたが、やがて弾切れである。

うーん、まずい。弾切れを悟られないように「では皆さん、やりましょう」

参加者は上下に散って、1時間余りでボウズの人から3匹まで。移動距離が長い人ほど釣っていた。

それにしても暑い。日陰がない上に、川原の石が白く、上から下から斜めから照らされて暑いのなんの汗がハリーポタポタ。

帽子のひさしから、ポトッ、ポトッ。死ぬかと思ったところで終了。

自宅まで安全運転で7時間。やっぱり糸魚川は遠かった。

なお、毛バリケースで12000円の寄付がありました。全額Water Aidに寄付します。ご協力ありがとうございました。