2021秋の芝川テンカラ交流会レポ

 

10/23(土)は秋の芝川テンカラ交流会。

例年、春と秋の2回開催して今年で10年になる。年々、参加者が増え、今回は52名の過去最多を更新した。

コロナが一段落したので、これまで外出を控えていた人には久しぶりのテンカラだったようだ。

快晴の空のもと、この時期にしては雪の多い富士山に見守られた秋の芝川だった。

遠く、東は埼玉、西は岐阜からの参加である。初参加の人が増えさらに女性6名の参加もあって、華やかさを感じる交流会となった。

今回、参加者に景品として提供できるものがあればとお願いしたところ、竿、ネット、ビール、ルアー、ウエアなど多数の提供があった。

この方法は初めてだったが、自分には不要なものが必要と思う人に渡るわけでいい方法である。次回からも続けたい。

もともと(株)フジノラインから、ストレートラインとハリス、山豊(株)からテンカラLEVEL、(株)花王からホットアイマスクなどの提供があったうえに、東京の佐々木さんから沢山の景品をいただいたので参加者には二巡してわたることになった。

特別景品はキクナイフから○万円するナイフ、CWPからMaster Tenkara(1980円)のDLチケット。いずれもじゃんけんでそれぞれ1名に。

毎回、自己申告の大物1匹の長寸の大会である。今回の優勝はむさ苦しいテンカラ会(武蔵野テンカラ会)のAndoさんの53cmである。初参加、初優勝で自己記録更新とのことである。

最小もあった。5cmのカジカの背掛かりである。

 

 

カジカが釣れる(掛かる)のは水が綺麗な証拠でもある。芝川の水は富士山の湧水なので水は澄み、年間通して水温の変化が少ないので真冬でもC&R区間では釣りができる。

今回も参加者により最大で30cmくらいのニジマスを放流した。毎回、講習場所では放流してしばらくすれば毛バリを追うようになるが今回は皆無である。

例年になく富士山の冠雪が多いことから、おそらくこの1週間、急激に気温が下がり、温暖な静岡といえども水温の低下は免れず、活性が下がってしまったのだろう。

それでもやはり釣る人は釣る。午後のフリーフィッシングで最大は名古屋の田中さんの55cmである。長いだけでなく太く、このサイズが自然渓流で釣れるのはそうあるものではなく、 田中さん大満足である。

大物は底にいて、しかも活性がない日だったこともありほとんど動かない。そこで、いかにして魚の前に毛バリを流すかである。

毛バリといっても、テンカラ毛バリ、エッグ、マラブーなどを頻繁に交換して魚の目先を変える。ハリスにオモリをかませる。オモリの調整がキモになる仕掛けである。

シーズン中のテンカラタックルとまったく違うが、大物ニジマスを釣るための仕掛けと割り切った釣りである。

この日、40cmオーバーはおそらく20〜30匹は釣れたのではないだろうか。50名以上が川に入ったにもかかわらず大物が竿を絞る芝川の潜在力に驚くばかりである。

来年の3月最終土曜日(3/26)、春のテンカラ交流会を予定している。いつも言うことだが私が生きていて元気であれば。

秋に比べて3月末は6時過ぎまで明るい。日差しの明るさとともに、コロナを心配しない明るい暮らしのもとでの交流会になればと思う。

今回、毛バリケースの販売で23500円の寄付がありました。ご協力ありがとうございました。全額Water Aidに寄付します。