初心者講習会 ー開田はイワナ祭りー

 

9/12の初心者講習は2名の男子。1名は5年前までフライをやったが、あまりの釣れなさに挫折。5年のブランクの後に、今日が初テンカラの名古屋のTさん。

もう一人はテンカラを始めて2ヶ月。管理釣り場では釣れたものの自然渓流ではウンスンの川崎からのNさんである。

Tさんはフライにお金をつぎ込んでも釣れない。際限なくお金が必要になり、とても続けられない・・・。フライからテンカラに移る人の典型である。そんな話で盛り上がる。

キャスティングもサクサクすませて、近くの小渓流に実釣へ。ここはイワナの渓流である。魚がいるところ(定位している、隠れている)はどこか、どこで餌(毛バリ)を食うかをデモする。

ここです。そろそろ出ますよ。ホラ出た! ホラではなく、本当に。サクッと2匹釣るところをみせて、さぁ、やってください。

覚えが早い。キャスティング、立ち位置などをアドバイスするだけで、ポツポツ掛ける。3時を回る頃から活性が出て、最大で7寸程度のイワナがボロボロ、終わりの頃はボコボコと掛ける。

わずかの時間だったが、それぞれが15匹のイワナをキャッチ。バレなどを入れれば25匹を越えただろう。テンカラ初日で15匹である。2人とも、テンカラがこんなに釣れるとは(驚)

テンカラウィルスに感染したので、仕事も手につかなくなるに違いない。ちなみに竿はシマノの「渓流テンカラ」を買うとのこと。2本お買い上げありがとうございます。

 

 

翌日は女性2名と昨日からのNさん。朱天さんがサポートに来てくれる。ところが夜中から雨。ずっと雨。

仕掛けの説明ののち、体育館でキャスティング練習。開田にこんな広い体育館があることに正直、驚く。

キャスティングの後、幸いに雨上がる。冷川へそれっとGO。日曜なのに釣り人はゼロ。朝の雨で止めたのだろう。今日は貸し切りだ。

女性だからと言って教えることに違いはないが、セクハラにならないように言葉遣いとボディータッチには気をつける。

早速、テンカラ初日の女性が掛ける。4人の子どもの主婦なので今晩はイワナの塩焼きとのことで、熱が入る。

講習会は一期一会である。ここで教えたこと、体験したことを自分一人でテンカラをするときに活かしてもらうことが目的である。

ここに毛バリを落とし、ここに流せば魚が出ます!という説明は講習会では必須である。前日の男性の講習のようにホラ出ました!となれば、説得力がある。

ところがほとんどの講習会では魚の反応はないので、説得力がないことおびただしい。トコローガである。この日はここぞのポイントから反応がある。

もちろん、初心者なのでポイントに一発で毛バリが落ちないため反応はにぶいが、キャスティングがうまくなり、ポイントを見る目ができるようになった後半、ポコポコ掛けるようになった。

女性全員が数匹釣り、男性のNさんは2桁近い。

開田の冷川はいつも木村冷子であるが、例年、今ごろから活性して皆尾温子になる。この日も数名が歩いた後でもイワナが反応する。

放流ものも混じるが、これがヤマトイワナだというイワナも出る。この日、ベテランが一人で入れば半日で20匹は越えただろう。イワナ祭りの始まりである。