2つのイベント

 

段戸川C&R区間設立イベント

4/27(土)は愛知県の名倉川漁協管内の段戸川C&R区間設立イベント。私の地元、豊田市を流れる段戸川下流部は愛知県随一といっていい素晴らしい渓相にも関わらず、魚が少なく、悪く言えば漁協からも見捨てられた流域にある。

今から40年以上前に始めた私のテンカラ道場だったところで、昔のことを言っても仕方ないが、素晴らしい天然アマゴが毛バリを追ったところである。

ここをかっての渓流に復活させたいと漁協、CWP(クリアウォータープロジェクト)、段戸川倶楽部メンバーが、1日に10匹釣れる渓流を目標に活動している。3月からC&R区間になったことの記念と披露をかねてイベントを開催した。

当日は会員と併せて約40名が参加した。季節が1ヶ月以上逆戻りした寒い日だったが、そこは参加者の熱意で、そこかしこで釣れた!の声が新緑にこだましたのであった。

というのは大げさで、チョボチョボ、ボチボチ、ポチお手!程度に釣れたのだった。

この日は釣れた匹数、といってもキャッチしてリリースした数を自己申告するゆるーい、ゆるふんの釣り大会とテンカラ講習会、ロープワーク講習であった。

お昼はC&R区間から車で3分のジビエ料理で有名な渓流荘の猪の焼き肉である。豚でもない、牛とも違う味と食感でご飯がすすみ、お代わりする。お代わりしたのは2人だけ。もう一杯行けたけれど恥ずかしいので止めた。

釣り大会の優勝は掛川から参加したO谷さんの5匹(だったかな)である。商品は渓流荘のジビエの詰め合わせである。

その後、CWPからC&R区間設立の経緯と将来についてのブレゼンと意見交換。やはり密漁者対策である。C&R区間がずっと続くかは密漁者対策に かかっていると言ってよい。

ごっそり抜かれると砂漠に水、砂上の楼閣で、それまでの努力が段戸川の水の泡となり継続する熱意が下がる。

バザーでは約3万円が集まり、今後の放流資金に。イベントの様子は「つり人」5月25日発売号に掲載される予定である。

 

 

 
 

原野谷川C&R区間設立イベント

4月29日は静岡県掛川の原野谷川(はらのや)C&R区間設立イベントである。

ここも今年3月からシーズン通してのC&R区間ができたので、その記念とお披露目である。遠くは東京から参加した3丁目の夕日の茶川さんをはじめ18名(だったかな)が参加した。

原野谷川は新東名の森掛川インターから15分と地の利がいいところにあるが、水は綺麗なものの狭くて浅いという点で段戸川とは趣が異なる。

この日、8名の人が講習希望だったので、私の方でまとめて5時間座学をする予定が止めてくれぇ!という天の声が聞こえたので、38分24秒に短縮し、続いてのキャスティングもおさわりだけにして、あとは3組にわかれ、2組を鮎名人の西尾さん、クロダイ名人の原さんに託す。あ!テンカラも名人です。

私のところは4名。時間と場所の関係で、それぞれ個別にキャスティングと実釣である。私のデモのとき、なんと3匹が掛かる。最初の1匹は4人の人がまさかと思って拍手を忘れていたので、手元でばれる。 これからは釣れたら拍手してくださいとお願いすると2匹釣れる。褒められるとやる気になる私である。

お昼はキャンプ場で焼きソバと豚汁である。焼きソバをお代わりし、豚汁を3杯食べる。最近、食が細いのでどこか悪いのだろうか。

この日、オーストラリアから新婚カップルが見るだけ参加である。奥さんはリサ。リサは175cmぐらいの長身で旦那は190cmを越えている。Daioがリサにテンカラを教えているところの映像を撮りたいとのことでWelcome。

しかし時間はないとのことなので15分だけ。リサはキュートな女性でクレバーである。フライをやっているようでキャスティングもすぐできる。短い時間なのでヒットできなかったのは残念であるが、リサの写真がないのはさらに残念である。

小さい渓流ながら良型がいる。掛川のO谷さん(ここでも登場)が28cmを掛けている。

3.3m程度の竿と毛バリまで4m程度の細仕掛けがベストである。フラットな渓相なので姿勢を低くし、静かにアプローチして、静かに毛バリを落とせば楽しいテンカラができそうである。