一人納竿会 -渓峰NRの実釣-

 

12月14日の段戸川倶楽部の納会は一人一品持ち寄りなので、3時半から夜9時まであれやこれやで、もう動けません、となるまで食べた。

納会のときシマノ「渓峰NR」を皆さんに振ってもらい好評だった。実釣ではどうなのかと皆さん思ったようなので一足先に実釣である。

下の写真は7月末に南アルプスで撮影したものであるが、このときはプロトタイプで実釣である。プロトと市販品の調子が違うことはないが、グリップは違うので改めて市販品で実釣である。

場所は地元、豊田市内の野原川マス釣りセンター。釣り人は私一人である。対象はニジマス。8匹放流して果たして何匹釣れるか。

渓峰NRの特長は精度の高いキャスティングができる、フッキングがよく、ランディングで魚に遊ばれにくいことである。これらの確認とラインとの相性もチェックした。

結論として

1.ライン

フロロカーボンなら3号、3.5号程度のラインがいい。フジノストレートラインとの相性はベストである。2号、2.5号のフロロも試したが、胴をしならせる調子ではないので軽いラインの場合にはこの竿の特長は活かせない。

2. フッキング

ガッチリかかる。ハリはバーブレス12番。掛けた→バレたという魚はない。胴までチカラがかかる前に、先端だけで素早くフッキングするイメージである。

3.ランディング

今回、掛けたら一気に引き抜いて取り込んでみた。3.6mを使用した場合、20cm程度なら腰のあたりに、25cmくらいなら膝のあたりに、ズドンというイメージで一気に飛んでくる。鮎の引き抜きのようである。魚に遊ばれることなく先手が取れる。

4. 渓峰NRには3.3mと3.6mがある。3.6mの方が当然ながら上記の特長が明確であるが、3.3mでも胴調子にはない特長を感じることができる。

20mの区間に8匹放流して3時間で結果は6匹である。放流して30分くらいでオレンジのエッグモドキで2匹。以降、どの毛バリにも反応はなく、とっておいたとっておきの自作マラブーで4匹である。

色はグリーンだが水に濡れると黒である。マラブーの尻尾がクネクネするのがたまらないのだろう。尻がクネクネするのは・・うーん、いい。