ついに出た。待望の西三郎

 

バリバスからバーブレスフックの2430V-WBLが出た。覚えるのが面倒なので2430から「西三郎」と呼ぶことにした。なら東二郎がいたのか?など深く追求しないように。

私は渓流魚はリリースする。それには理由があるがここではパス。リリースするならバーブレスの方が魚へのダメージが少ないのでバーブレスフックを使っている。

これまではバリバス2120WBを使ってきた。このハリにはバレが少ないという絶対的な信頼感が生まれた機会があった。

それはイギリスでのこと。地元フライマンがテンカラってどんな釣りなのかと見守る中、タモに一度入れた大型ニジマスが、タモが浅かったため跳ねてタモから飛び出したのだ。

しまったバレた!と思ったが、バレていなかった。大げさになるが背中に日の丸を背負っている状況でのことだけに、以来、このハリへの信頼感は絶対的なものになった。

 

 

写真(左が2120)のように2120はベントからスロート(先端に向かった部分)が長く、しかも、先端がほんの少し下を向いているという他のハリにはない形状である。

しかし、ドライフライ用の細軸のため、ときにゲープが開いたり、折れたりすることがあり、さらにアイが小さいので老眼にはハリスが通しづらい。

そこで出たのが西三郎である。右のように太軸である。このため沈みが早くテンカラ向きである。

2120と同様にスロートが長く先端がほんの少し下を向く形状は同じである。ハリの先端は平打ち状のため、鋭く刺さり、バレが少ない。

小さかったアイも大きくなり老眼にはうれしい。

サイズは10番、12番、14番がある。6番、8番もあるがテンカラではまず使わないだろう。

過日、12番に自己融着テープで巻いた黒胴と茶色ハックルのバーコードステルス毛バリを使い、木祖村テンカラ優先区で竿を出した。

今回で3回目の初心者の後から竿を出してイワナが10余匹。10匹までは数えられるがそれ以上は数えられない頭。

掛けてから取り込むまでの間にバレたのは1匹もないバレ率ゼロである。

途中でバレるのはハリだけでなく、魚の活性、合わせ、取り込みなど複合している。しかしハリが理由でバレるという心配は西三郎にはまったくない信頼度100%である。

どんなバーブレスがいいだろうかと迷っているなら、西三郎をお薦めしたい。すでにネットで発売されている。

バリバス2430である。西三郎ではヒットしません。