段戸川C&R区間の発眼卵放流

 

11/10(土)愛知県名倉川漁協管内、段戸川C&R区間のためのアマゴの発眼卵放流を行った。

漁協から安藤組合長のほか2名、クリアウォータープロジェクト(CWP)から2名、さらにテンカラ仲間6名の計11名で放流したので、4万粒を1時間もかからずに放流できた。

放流は段戸川支流の小田木川である。孵化率は80〜90%期待できる。孵化した稚魚を2月末ごろに回収し、段戸川C&R区間に放流する予定である。

仮に80%孵化したとして3.2万匹。これが15cmまで育つのに2%として約700匹である。

15cmのアマゴを「小さい」と思うのは仕方ないが、実はよくぞここまで育ったと褒めてやりたい魚なのだ。

今後の孵化の状況をCWPが撮影し、CWP、名倉川漁協、私の各HPで掲載する予定である。

地元、豊田市を流れる段戸川は名古屋からもっとも近い本格的な渓流で、40年近い前は私のテンカラ道場だったところである。しかし、年々放流も少なくなり、今はかっての面影はない。

発眼卵放流を繰り返し、さらにC&R区間を設けることで、いつでも魚がいる、1日10匹釣れる釣り場をつくりたいという釣り人と漁協の思いがマッチングした。

来年3月からC&R区間になる予定である。釣法はテンカラ、フライ、ルアーのみである。

来年4月中ごろ、C&R区間でテンカラ交流会を開催するつもりである。ぜひ多数、ご参加ください。

実は困ったことが。それはブラウンが繁殖していることである。15年ほど前、上流の段戸湖から逃げたブラウンが繁殖していて、C&R区間を含めかなりの数がいる。

この日も50cmを越えるブラウンが定位していた。テンカラの対象になるので、釣っては面白いが、本来、ブラウンは段戸川にいてはならない魚である。

C&R区間ではあるが、漁業権魚種ではないので、釣れたらどうするかを今後検討しなければならないだろう。