テンカラキックオフミーティング2018(その1)

 

2月10日(土)名古屋でテンカラキックオフミーティング2018を開催した。テンカラマンの交流、仲間との出会いなどを目的として、皆さんに楽しんでもらえればと思い、2年ごとに開催している。

今年はミーティングには78名、パーティには63名が参加した。遠くは関東は群馬、東京、千葉、北は長野、諏訪、西は岡山、南は奈良からの参加である。

内容は例年とそう変わらないが、今年はシマノのPackテンカラと、DVD「数か尺ものか テンカラ新戦術」の発売時期と重なったので、これらの販売も行った。

DVDは3672円(税込)を8掛けで仕入れ、そのまま8掛の3000円(税込)で売った。用意した30枚が20分で完売した。30枚では足りなかった。買いたかったという人には申し訳ない。今後も同じ値段で売りますので、何かの機会に買ってください。

ミーティングのために瀬戸のエース釣具店の何も専務が会場に来て、破格の値段で売った。Packテンカラを32本用意し3本残してほぼ完売だった。

ゲストはFMパーソナリティで、モデルでもある海咲(みさき)さんである。昨年の石徹白のテンカラミーティング2017で初めてテンカラをしている。その後、私と私の教え子である山本と一緒に2回、石徹白に行き、そこで完全にウィルスが注入された。

山本は卒業後、プロのカメラマンになり、ファッションモデルの海咲さんの写真を撮るようになったのが縁である。モデルだけありスタイル抜群である。身長は174cmぐらいかな。

自身、モデルをしながらモデルに教える立場でもあるとのこと。毎週土曜、ローカル放送のFM知多のパーソナリティを午前10時から午後1時まで3時間やっているようだ。

私たちとテンカラに行った後にはテンカラの話とか、私が加山雄三が好きということで加山雄三の曲をかけるなど自由なコンテンツの番組のようである。

 

 

今年のブースの初出店は、北海道で60cm越えの天然ニジマスを中通しテンカラ竿で釣る中山さんである。興味のある人が多く、ブースから人が切れることがなかった。今年の6月、中山さんと一緒に北海道に行く予定である。中山さんとは3回目になる。

倉橋さんの毛バリケースも初出店である。テンカラは十人十色のテンカラーだけれど、毛バリケースを選ぶのも、十人十色のテンカラーとは倉橋さんの談である。趣味の毛バリケース作りが本業になったか? とてもこれで食べてはいけないだろう。

西尾さんはタモ作りの名手だが、今や竹竿つくりも趣味を越えつつある。手先が器用、緻密、先を急がない、集中力がある。これがもの作り向いているのだろう。鮎の友釣りは胴締めの名手でもある。

石村さんが英語のテンカラの本を販売した。テンカラの本だが表紙の魚はどうみても本ゴチである。石村さんにはあらかじめ英語が読めない人ばかりだから、買う人はないかもと伝えておいたが、数名の人が購入した。後からOさんから、勢いで買ってしまったが、読めないのでどうしようというメールが来た。

アロマの大谷さんの奥さんはアロマセラピストとのことであるが、今回は都合で欠席なので大谷さんが対応。と言っても、酒のことは詳しくてもアロマのことはわからない(らしい)。防虫効果は市販の虫よけの比ではない。

高垣さんの蕎麦打ちは見事である。私もかって蕎麦打ちの真似ごとをしたので、蕎麦打ちの難しさは少しはわかる。1kgの蕎麦を手際よく打ち、いくつかのパックに入れて500円で販売。あっという間に完売である。収益をミーティングに寄付してくれた。サンクス、ローソン、ファミリーマート。

ミーティングは、最初に私と海咲さんが軽くトークである。モデルなので立ち姿を紹介してもらう。女性が美しく写るためのポーズはどうすればいいのか。

結論は女性ならではの胸と尻の曲線が一枚の写真に収まるようなポーズらしい。胸と尻のない女性、全身が胴の女性はどうすればいいのか。

それと顔を前に出すと顔が大きく写るので、後ろに引いて小顔にするとのこと。大きな顔をしたそこの人、顔がでかい、態度がでかい。後ろに引きなさい。

 

 

その後は、DVD「数か尺ものか テンカラ新戦術」の高橋さん、西郷さんがなぜ数が釣れるのか、大物を狙って釣れるのかを映像を見ながら解説する。

私からも撮影秘話を少し。この撮影には5日間かかっている。この間、カメラに撮られているときは同じことでもいいので、ひたすらしゃべり続けることを監督としてお願いした。これは過酷である。

普通はこういうことはしない。後から映像を見ながら、声を被せる。しかし、これでは臨場感がない。状況に応じてしゃべることが映像と被ることで、臨場感が増す。さらに、そうかこのときにはこんなことを考えているのだ、ということがわかるからである。

その後は、ClearWaterProject(CWP)の西山さんによる、愛知県段戸川のC&R区間設定のプレゼンである。これは重要な問題を含んでいるので(その2)でレポートする。

バザーの買い付けをした後、ミーティングはここまである。5時からはパーティ。例年、あっという間に食べるものがなくなるので、今年はがっつりと炭水化物系のカレーと焼きそばを頼んだので、まずまず満足したと思う。

1時間たって突然、場内が暗くなる。どうした? 停電か。突然、音楽が鳴り、キラキラ衣装の歌手が歌い出すのでみんなビックリである。御浜こうじ(みはまこうじ)のオンステージの始まりである。久保さん、西尾さんと入念に計画したパプニングである。

テンカラ仲間の、ぼく久保の久保さんの歌手名が御浜こうじである。浜の工事からとったようではないようだ。印刷会社の経営のかたわら、歌手活動をしていてテレビなどにも出演している。

歌手の前座(今は前座と言わず、ゲストというらしい)だけあってさすがに上手い。4曲歌って盛り上げる。

実はパーティーが始まっても久保さんは何も食べない、飲まないのだ。なぜ?と聞いたら歌えなくなるから。 ♪あぁ、ながらがわぁ・・ゲフッ さすがにプロである。歌い終わった後の、久保さんの食べ物、飲みものを確保しておかなかったのは迂闊だった。

最後は恒例の抽選会とゲストとのジャンケン大会である。メインはPackテンカラ3本+1本である。

いつもの最初はグーである。海咲さんが「私、すなおですよ、最初はグーですよ」と言っているのに、最初はグーのあとのジャンケンで、グーやチョキを出す。またまた「私は・・・」

つまり、最初はグーの後は、グーを出しますと言っているのだが、チョキやグーを出す。さすがに6回もくりかえせばわかるはずだが、それでも勝てないオバカちゃん。

最後に残った一人がゲストとジャンケンして勝てばゲット、負ければ最初から。負けろコールの中、ゲットする人、負ける人で悲喜こもごも。

スズヤンはPackテンカラを買ったが、ジャンケンにも勝って竿が2本。今年から息子がテンカラデビューするそうである。

ここで奇跡が起きた。東京から参加したKさんである。Kさんは聞けば、誰しもが「え!本当?」と言う職歴であるが、ここでは関係ない。

ジャンケンには60名が参加し、Kさんはそこでトップになった(1/60)。1回目は海咲さんに負けたが、次の全員ジャンケンでまたトップ(1/60)さらに次は海咲さんに勝った(1/2)

つまり確率1/60×1/60×1/2で勝ったのである。なんと0.0001%の確率である。これは奇跡である。こんなことは二度とないだろう。ということでKさんは今年のテンカラ運を使いはたし、その先の先までの運を使ってしまったのだった。

2年後も生きていて、元気で、やる気があれば、また開催するつもりである。

写真は皆さんから。ありがとうございました。