フィッシングショー横浜(2)

 

次にフジノラインに行く。フジノは新しく「ストレートライン・パワフル」を出した。従来のストレートラインをやや重くして張りをもたせたラインである。シマノのテンカラBBキットのラインと同じものである。

さらにストレートラインのマーカーが欲しいというリクエストにこたえ、マーカーだけ50cmの3本入りも発売する。500円なので安いものと思う。

さらに海外向けのテンカララインも開発した。1.5号のナイロンを芯にして、これにフライラインのコーティングをしたものである。1.5号 のナイロンを数10cm出して、そこにハリスを結ぶものである。このラインをテストしてレポートした。より改良されて海外のテンカラマンに喜ばれるだろう。

特筆はハリスである。ナイロンに植物性素材をコーティングしたものである。昨年、このハリスのテストも頼まれた。テストしたのは私だけではないが、それ を製品化したものである。

従来のナイロンはフロロカーボンに比べてチリチリして水切りが悪いが、このハリスはくるくる丸めても、伸ばせばもとに近くまっすぐになるのでチリチリ感がない。さらにすべりがよく、ザラつき感がないのが特長である。

水に浮くのでドライフライのハリスとして使えるのではないかと思う。一口に言えばナイロンにフロロカーボンの直進性とすべりの良さをもたせたものである。

「AQコート」のネーミングである。A級だけれど、永久じゃない。UQはイチヨンパ。なんのこっちゃ。

 

 

次に天龍の西陣テンカラ竿を見に行く。なんと、天龍が西陣織とタイアップし た。西陣の織元がカーボン繊維を織り上げ、それを天龍がパイプ状へ仕上げたものである。赤竿の風来坊がベースの限定商品である。

これはすごい。日本の伝統技法と天龍の最新技術の結実である。日本ってすごいと思う。価格は定価87000円。竹のテンカラ竿を除けばもっとも高い竿だろう。

誰が買うのか。私が心配することではないが、天龍の話では富裕層に期待しているとのこと。富裕層の方、期待に応えてください。

つり人社のブースへ。今日は「数か、尺ものか テンカラ新戦術」の発売日である。なにせ私費制作なので、買って戴かなくては赤字。ブースの前で、皆さん、よろしくお願いしますと言った途端に、我も我もと押し合い、へし合いになり 、あっという間にDVDが売り切れた。らいいな。

雑誌「渓流」の発売日でもあるので著者の瀬畑さん、吉田毛鉤の吉田孝さんとパチリ。雑誌「渓流」は江戸テンカラ竿の特集である。竹のテンカラ竿も愛好家 が多いことを伺わせる。

 

 

例年、釣りガールを見るのがオジサンの楽しみである。けれどチャンスは少なかった。攻めの赤の女性、足が綺麗だったのに足を撮らなかった。この点、ノムリエさんは女性を見る目はあるようで、足もバッチリである。

釣りビジョンで、釣りガールが何かやってる。どれどれ。ウナギを漢字で書けるかというもので、そんなもの簡単だと思ったが、魚ヘンはわかるがさて右側 のつくりは? 漫画の右側と同じ? 正解は鰻。釣りガール、正解。

あれこれ見たあと、例年のようにシメは倉上軍団との飲み会である。例年、場所は横浜の沖縄料理「ちゅら屋」。11名参加。まずオリオンビールで乾杯。10名がとりあえずビール。なんで皆さん飲めるの。奈良漬で顔が赤くなる私だけオリオンのノン アルコールビールである。

ところがこれがうまいのだ。いろいろな国産ビールの中ではもっともうまい(と思う)。周りはビールをグイグイ、泡盛ドンドン。私は腹いっぱい食べてノンアル3本飲ん だ。

ソーキソバは美味い。グルクンもミミガーも。沖縄料理大好き。テンカラが本格化する前の2月と3月、花粉症のない沖縄に避粉できたら最高だ と正気のまま沖縄の夜は更けていったのである。

たつおうのブログ