4/30からは、野牛田島の守と高知県中野川へ2泊3日の遠征である。愛媛県の伊予西条から南下すること30分で高知県の中野川である。
伊予西条は快晴なのに、背後におおいかぶさるようにそびえる四国脊梁山脈は雲の中である。なんだか怪しい予感。案の定、中野川に着いた頃にはときおり日差しはあるものの、すでに山は雲の中である。これはやばいぞ。
ここで今年も広島のKさん(女性)、Mさんのカップルと合流する。一年ぶりである。
昨年はKさんの余りのヘタさ加減に開いた口が塞がらなかったが、今年は渓流テンカラとストレートラインで昨年の面影がないほど上達していた。相変わらず、取り込みはあわてて、バタバタするけれど。
雲が厚くなるにつれて次第に魚の活性がなくなる。ときおり、パラッと雨も降る。これは困ったチャン。魚も小さい。どうした中野川。
翌日、5/1は快晴である。今日は間違いないだろう。トコローガ。全然ダメなのだ。釣れるけれどもアマゴが小さい。
水は底なしに綺麗で、新緑、快晴、誰もいない貸切である。なのにダメ。それは一緒に行った人が悪かったんだと、多くの人に言われた
。私もそうおも・・いや、そんなことはない。田島さんはいい人ですと私はその都度、かばうのだった。
本来、四国にはイワナはいないが、かってこの渓に放流された末裔がいるものの、今回はイワナは25cmが1匹のみ。正直、四国でイワナかと思う。
ここに通い出して10年余りであるが、かっては22cmがアマゴのアベレージで、尺ものも珍しくなかったが、行くたびにサイズダウンしているように思う。
中野川は1日15名限定である。私たちがいたときはそれでも4~6名程度である。一切の放流なしなので、釣れるのは自然繁殖の天然アマゴ、イワナである。源流は四国山脈の奥深くであり、そこまでアマゴがいるらしい。
3km以上の釣り場に2つの大きな堰堤。魚はこの間で再生産を繰り返しているのだが、放流がないので交雑が起きずに次第にサイズダウンするのだろうか。よくわからない。
さて、もう1日あるが、なんと2日は朝からビシャビシャの雨。とても竿を出せるような雨でなく、早々に撤収。この雨が東に行くので翌5/3の根羽川はどうなるか。
ワンワンと犬のように鳴くカエル(タゴガエル)が中野川に多い。風邪をひいた犬が鳴いているように聞こえる。声がしたのでカメラを近づけた。警戒して鳴くのを止めてしまったワン。
タゴガエル(映像)
5/3の根羽川の講習会は雨で中止である。漁協は放流したが、送られてきた写真をみるととても講習会を開催できる状態ではなく、中止にして正解である。
参加を楽しみにしていた方は5/13(日)の名倉川の講習会に参加してください。
|