石徹白のトイレ

 

 
 

2015年のシーズンから石徹白の駐車場に水洗トイレが設置されました。

このトイレは私が石徹白地区の業者が造ることを条件に寄付しました。ウォシュレットはある方の寄付によるものです。

漁協や関係者には黙っていてほしいとお願いしてきました。しかし、いろいろなことが私の耳にも入ってきます。このようなことを書くのは本意ではありませんが、3シーズン経ったことから書くことにしました。

2015年のシーズンに間に合うように2014年の秋から工事を始めました。寒冷地なので凍結しない大型の浄化槽と水の確保に費用がかかったと聞いています。維持管理にもお金がかかりますが、漁協などがまかなってくれています。

それまでのトイレが時代遅れで、特に女性には厳しいものと思いました。トイレが良くなれば石徹白に来る人も増えると思いました。

なんで石徹白にと思うかもしれません。私は石徹白には30年以上前から通っていて、石徹白の渓流が好きだったからです。

今からは信じられないでしょうが、当時、石徹白は12月末まで釣りができました。その頃は9月ごろから石徹白に出かけ、紅葉や初雪の降るなかでテンカラをしたこともあります。定宿は旧・石徹白旅館で、10月に行くと炬燵がありました。

現在、C&R区間のある峠川は10月に入るとアマゴの産卵が始まり、産卵を終えたおびただしいアマゴの死がいがありましたが、そんな中でもイワナは元気に毛バリを追いました。当時はキープしていて、リリースは念頭にありませんでした。

やがて峠川にC&R区間を造ることになり、1999年から活動に協力してきました。協力といっても人寄せパンダの役割で、テンカラの人をイベントに集め、石徹白のことを広めることです。

そんなこんなで長い間お世話になった石徹白に恩返ししたい、そうだトイレを寄付しようと思った次第です。快適に使用していただければと思います。