テンカラ手道具(その1)

 

テンカラ愛好家には手道具づくりを趣味にする人が多いように思う。

関東の武田さんから、変形の竹を利用した仕掛け巻きをたくさん戴いた。私が海外に行った際、お金を環境や魚類保護団体に寄付するチャリティバザー用として武田さんにお願いしたものである。こころよく沢山の仕掛け巻きを送って戴いた。

武田さんからは数年前にも戴いている。海外といってもアメリカとイギリスだが、大きいのでおおむね1つ5000円〜6000円の寄付になっている。竹の仕掛け巻きは日本でも珍しいが、海外では絶対に入手できない。それだけに人気ナンバーワンである。

今回は変形した竹節を使用して、この節を手で削って2連の仕掛け巻きにしている。変形した節は少ないそうである。硬い節を削るのはさぞ大変と思う。御苦労に見合うように高い値段で落札される工夫をしたい。

 

テンカラ界の左甚五郎と呼ばれている(私だけですが)春日さんのアマゴやイワナのクラフトは玄人はだしである。玄人が作品を見て裸足で逃げだすと言われている。毛バリ巻き、ハサミケース、毛バリボックスなどあらゆるものに才能を発揮している。

昨年の石徹白のテンカラミーティング2016に店を出した。もし、今年も出店するなら、作品を展示してくれるだろう。これでお金を儲けようとしていないので、え?こんな値段でいいの。作る苦労にとても見合わない値段で手にすることができる。

金に糸目をつけない人達を相手に売れば高い値段がつくだろう。ミーティングで安く買って、どこかで高く売る人が出ないとも限らない。あ!そうか、テンカラマンは貧乏人なので買い占める心配はないな。