上州屋豊田店でテンカラ講習会

 

3月12日(日)2時から上州屋豊田店でテンカラ講習会。私の家から店まで車で10分もかからない。ドタドタ走って30分、よろよろ歩いて1時間の距離である。

昨年と同じ店なので果たして参加者がいるだろうかと小心者の私は心配したのだが、店が用意した20席がぴったりでホットコーヒー。

遠くは三重の桑名から、愛知の江南から。

参加者の多くはこれから始めるテンカラ入門者のようである。エキスパートは1名で、早咲きのサクラで来ていただいたニッシー西尾さんである。

昨年に引き続き、今回も鮎名人の小沢聡さんが参加された。店から5分ぐらいにお住まいである。鮎をする人なら知らない人はいない小沢兄弟の兄である。

日本チャンピオンを4回。1回でもすごいのにそれを4回である。テンカラを始めたそうでテンカラが面白いのでもっと吸収したいとのことだった。

参加者のおおむねのレベルを聞いて、ほぼ入門者向けの話をすすめる。まずタックルから。竿、ライン、ハリス、毛バリはどれを選べばいいか、なぜなのかをわかりやすく説明する。

実釣ができないので、流し方、合わせなど見てもらうことはできないが、もう今日だけで10匹釣れたイメージを掴んでもらう。

さて、なんと言っても参加者の関心は毛バリである。テンカラの餌は毛バリなので、毛バリが釣らせる、毛バリで釣果が違うと思うのは当然で、その毛バリをどのようにして巻くのか一番の関心である。

定番のギャグと新作ギャグを交えて毛バリ巻き。3つのバイスで交互に毛バリ巻き体験。上手な人、手こずる人など様々なのはいつもの風景。全員に毛バリ巻きを体験してもらったところで、お約束のジャンケンである。

今回は、呪いのキャップと呼ばれている私のオリジナルキャップ、フジノのストレートラインがメインである。シマノの竿は出ないのか?という声は無視。

その後は駐車場でキャスティング講習である。イチィー、ニ」のタイミングの取り方、バックキャストは12時で停め、フォワードキャストは2時までのコンパクトな振り幅。竿を12時方向に突き上げることで、斜め上にラインを伸ばすことなどなど。

向い風のときのキャスティングのコツなどをデモした後、一人づつキャスティング体験である。

褒めて育てる私は、うまい、上手、美しい、エクセレント、よくなりました、ひょっとしてどこかで? とても今日が初めてとは思えませんなど、ありとあらゆる褒め言葉でその気になってもらう。そして、一言、こうすると更に良くなりますというアドバイスも忘れない。

飛んでますね。私の毛バリそんなに飛んでますか? 

飛んでます花粉が。店内では大丈夫だったが、キャスティング練習で外に出た途端に鼻はグシャグシャ、目はバチバチ。いよいよテンカラのシーズンだが、その前に本格的な花粉シーズンが来たのを実感したのだった。

近場では5/3(祭)に豊田から1時間の根羽川で実釣講習会があること。他にも講習会があることを紹介して終わったのだった。ヘックションと。

3/26(日)芝川講習会、釣り大会の詳細