野原川とテンカラ忘年会

 

12月10日は恒例のテンカラ忘年会。その前に今年最後になる(タブン)テンカラにニッシーさんと野原川へ。最近はニッシーではなくアッシー西尾さんをしてくれるので申し訳なし。シルバーシートで釣り場まで。

土曜と言えどさすがに12月。この日に釣り人は我らとあと1組らしい。受付のオバサンの話では「どうしようか?」という人がいたので、今日は釣れないから止めたらと言ったそうで、ここはまるで商売っ気がない。

それぞれ指定した場所に7匹づつ放流してもらい、これを釣るのだが、さすがに12月ともなると普通毛バリでは水面には出ない。西尾さんが巻いたビーズヘッド毛バリだけで3時間で6匹。座って釣ったのが3匹。回収率は85%で、そのあとのリリース率は100%。

ストレートラインのマーカーがクッ!と止まる、フッとふくらむでクイッと合わせるとグリグリ。水も冷たいのでニジマスと言えどもあまり暴れない。

西尾さんは残りマス狙いで上流へ釣り上がるが、私は寒い日影を嫌って、陽の当たるところを求めてジリジリと上流へ。

西尾さんも都合8匹で終了。回収率115%。

忘年会はいつものメンバーで30名である。恒例のメンバーも高齢になったようで、ここ数年でメンバーの入替わりがある。

長老のコデ爺、小出さんの乾杯の挨拶から。小出さんは私より生まれが10日早い先輩である。

実は、名人の榊原さんがテンカラの師匠は小出さんという超名人である。ただ、彼の釣りを見た人は少なくテンカラ界のレジェンドである。年齢からして、レガシーにならないように来年は小出さんに教えてほしいと真剣に思っている。私がレガシーになるかもしれないからだ。

お決まりのバザーには上州屋の亀田さんから特別協賛品の寄付があった。今回のメダマはどこにある・・ではなくて、目玉はDaiwaのテンカラ竿である。当時、5万円近い竿だった超高級品である。

これを出したのは最近ビンラーディン髭をはやしたカバちゃんである。そのままでアフガニスタンに行けそうである。

実釣で1回も使ってなく、試し振りをしただけで、もういいとバザーに。値段はなんと8千円である。

私もグラグラと来たが、さすがに私がこの竿はいいです、なんて言うわけにもいかず競合2名のジャンケンを仕切る。

見事ゲットしたのは早川さんで、この日は手作りナイフなども落としたので大枚を握りしめて来た甲斐があったとは早川さんの弁である。

バザーで約7万円が集まったので、これは今後のイベントで使うことにした。お金は野牛田島の守が預かっているので、車のタイヤが新しくならないか監視しなければならない。

いつもの2次会の部屋を占拠されたメンバーは眠りたくても眠れないし、藤原さんの流しのギターを聞かされて、ふらふらになって短い夜を過ごしたという。

来年も頑張ろう三唱のあと解散。来年も楽しい釣りができますように。