ずっと雨の中

 

この時期、甲斐さんが夏休みで帰国するので長野県の開田高原で一緒に遊ぶのが例年のこと。いつも梅雨末期で雨のことが多い。

なぜなら7月20日ごろに梅雨明けすれば(今年はピッタリ)、梅雨明け10日で、明けて10日間は晴れが続くのを見越して、開田の後に大井川でテントを担いだ3泊4日の源流釣行を計画するからだ。

七夕テンカラである。テンカラができるのも年に1回、この機会しかない。シンガポール駐在の現地社長としてミャンマー、カンボシア、タイ、ベトナム、インドネシアを飛びまわっている。

発展途上国の物流の最前戦の人材として必須なのは、酒に強いこと、語学ができること、なにより胆力のようだ。国情も言葉も違う人とのコミュニケーションに酒は欠かせないらしく、だから酒はめっぽう強い。

現地の荒い連中を相手にするには度胸と即断が必要だろう。いつもながら彼の話は面白く、研究室にこもっていては聴けないことばかりである。

今年もまた雨の中。2日間ずっと雨の中だった。増水の濁りと高水でテンカラはまったくダメ。御嶽山から直流の冷川は雪代を含んで文字通り手が切れるように冷たく、毛バリを沈めようがなにしようがウンもスンもない。

七夕テンカラの執念で、甲斐さんが24cmのアマゴを出した。この1匹で開田の釣りは終わり、大井川へ向う。梅雨明けの大井川源流で、今ごろ残り少ないテンカラの日々を惜しみながら熊に囲まれて酒を飲んでいるだろう。

昨年の御嶽山の噴火では開田高原には被害がまったくなかった。プチビラMTおんたけの鈴木さんの話では噴火したことすら知らなかったようで、開田には火山灰が舞う程度だったようだ。

しかし、開田の渓流もダメと思っている人が多いようで、釣り人の数が少ないらしい。放流は例年どおり行われているので今年の夏の開田はおすすめである。

国道19号線(木曽街道)から開田に向うと道はグングン高度をかせぐが、開田高原に入ると国道より気温は一気に5℃下がる。涼しい夏の開田は快適である。とくに今年は冷川が期待できそうだ。

またまた台風12号である。鈴木さんがアメリカ海軍の台風情報は日本よりも確率が高いとサイトを教えてくれた。確率は99%とか(ただし未確認)。これからはここも参考にしよう。

http://www.usno.navy.mil/JTWC/

8/8(土)9(日)開田高原でフライマンのためのテンカラ講習会を開きます。先着5名。残りわずかです。