釣り百景でテンカラ  

 

BS-TBS「釣り百景」 7月9日(木) 夜10時〜

「釣り百景」でテンカラが初めて放映されます。岐阜県石徹白(いとしろ)で2日間撮影を行いました。両日とも午後から雷雨。本流がカフェオレになったり、急な増水がありましたが、午前中は青空の下でテンカラができました。

白山中居(ちゅうきょ)神社、石徹白地区の歴史、縄文杉に匹敵する石徹白の大杉などの紹介とともに、テンカラの楽しさが伝わる番組になると思います。

石徹白は江戸時代には白山信仰の拠点として「登り千人、下り千人、泊まり千人」と言われるほどにぎわったそうです。今でこそ道路が発達しましたが、当時は陸の孤島です。江戸時代に建立された白山中居神社をみれば、当時、信仰心がいかに厚かったのか物語っています。

私は石徹白に通い始めて30年になります。信じられないかもしれませんが、当時は12月一杯まで釣りができました。紅葉の下で、また早い初雪の中でテンカラをしたこともあります。

現在、C&R区間のある峠川は10月に行くと無数のアマゴが死んでいました。産卵を終えたのです。そんななかでもイワナは元気に毛バリを追いました。当時はキャッチ&イートで、リリースなどまったく眼中にありません。

石徹白の本流ではオレンジ色の強いイワナが釣れました。土地の人に石徹白川の在来のイワナだと言われたことがありますが、今はどうなっているのでしょうか。

白山連峰に連なる深い山々。清冽な水、のびのび振れる広い河原、そんな中でテンカラができる楽しさを紹介する番組になると思います。ぜひ、観てください。

DVD、希望の人はお知らせください。放送後、コピーを送ります。貢物はいりません。