子どもテンカラ教室とブラウン退治

 

7月19日は子どものためのテンカラ教室。北の安曇野渓流会の協力は今年で3年目である。大町市の大町ダム下の漁協の釣り掘が会場。昨年とほぼ同様、20名の子どもたちがテンカラを楽しんだ。最年少は2歳半の女の子である。私の孫と同い歳である。孫にもテンカラを教えてやりたい。近くなら、いつでも連れてってやるのだが(涙)。

今年は魚の活性が高く、ニジマスもイワナもほぼ入れ食い状態だった。餌釣りのお客さんがテンカラがあまりにも釣れるので飛び込みで参加するなどで終始、楽しんでくれた。

子どもが夢中になって魚とやりとりしているのを見るのは楽しいものだ。来年はもっとたくさんの子どもが参加してくれればと思う。竿は天龍の塩澤会長(塩爺)が用意してくれた。84歳。一人で高速を運転してくるスーパー爺である。

その日の夕方と翌日は鹿島川のブラウントラウト(茶鱒)退治である。これには山梨、静岡、愛知、地元の長野から8名が参加。本来、このあたりはイワナの川なのでブラウンが棲むのは生態系からいってもよくない。鹿島槍ガーデンからのニゲブラウンが鹿島にすみつきイワナを食っているようだ。

そこで少しでもブラウンを退治しようという趣旨である。ヒレピンの20cmくらいのブラウンがいるので自然繁殖しているかもしれない。こうなれば、大きなイワナを放流して小さいブラウンを食うという逆転の発想も(笑)

2日間でヒレがぼろぼろのニゲブラウンの40cmオーバーを4〜5匹、それにヒレピンの20cmを数匹の成果(戦果)をあげた。退治といっても命あるものなので無駄にはしていない。北の安曇野渓流会の水谷事務局長が燻製にしている。

現在、釣りビジョンのFishing Cafeの撮影を行っている。単なるテクニックの紹介ではなく、テンカラの過去、現在、未来をつなぐアーカイブである。10月には放送予定である。