雪の天川

第2回目の忘年会とのことでアジャリ君の呼びかけで奈良県天川へ。8日の昼前、天川に近づくにつれ怪しの雲が。漁協に着くと同時にあっという間に横殴りの雪。道路はみるみる白くなり、この雪では竿を出すか迷いましたが、ここで怯んではテンカラ暴走老人の名がすたると雪の中、竿を出しました。

ともかく寒い。指がかじかむ、毛バリが結べない、雪でラインが見えないというテンカラ三重苦でしたが、最後にホウライマスの60cmを掛けたので、これでいいのだと満足して上がりました。

この魚は何度もオレンジの自作オクトパスボムを流しても反応しなかったのですが、ピンクのエッグを流したら一発でかかり、しばらく走りまわりました。

おそらくオレンジの毛バリ? を散々みているので、「フン、またか!」だったのがピンクが流れてきたので、キティちゃんか、林家ペーと思ったのかもしれません。

釣りの後には天川温泉。まず冷え切った身体の皮膚がゆるみ、次に筋肉が温まり、最後に骨の髄まで温まるには時間がかかりましたが、骨の髄まで温まって、いいダシが出ました。

今晩の泊まりは地元のコテージ。できて2年目とかで快適、清潔のウォシュレット完備。すでに先発隊が食事の準備をしてくれていて今晩はサムゲタンとキムチ鍋。うまい。ただ座って食べるだけ。何もしない、何も足さない。 再春館製薬。

アジャリ君以外の7名はみな40代。それぞれに仕事も忙しい頃ですが、この雪の中に集まるテンカラバカばっか。そこに年寄りが一人。遊んでくれて感謝です。単なる忘年会ではなく、自然渓流と管理釣り場の釣り方の違い、毛バリの考え方、細いラインとハリスの効果などの意見交換があり、私にとってためになる話ばかりで引き出しがまた一つ増えました。

そば垣さんの十割そばの実演がありました。私も思いだしたようにソバを打ちますが十割そばは打ったことがありません。手際良く打ち、茹で、食べさせてくれます。本当に楽しそう。人にふるまうのがよほど好きなのでしょう。ツユも自家製。あなたのためのツユ。to you !

さらに手羽先まで作ってくれました。名古屋と言えば手羽先の山ちゃんですが、山ちゃんより、うまゃぁでいかんわ。ピリカラでジュウシイ。

夜も更けても雪は止まず、朝起きれば一面の銀世界。来年もテンカラ頑張ろう三唱(ウソ)でおのおの帰途につきました。これで今年の私のテンカラはオシマイ。Fin

そば垣さんのそば打ち(動画)

そば切り(動画)