貸し切りの天川

 

13日(火)牧野さんと奈良県天川にいってきました。大学は創立記念日で休業。平日に大手を振って休める唯一の日なのですべての仕事をおっぽり出して天川へ。ぬあんと、今日は我々2名だけ。2kmにわたって貸し切りです。天然河川で渓相よく、水質よく、放流魚がでかいので家から4時間半と遠くても足を運んでしまいます。

紅葉も今が盛り。晴れを予想したものの曇天で標高も高いだけに結構寒いが、そこそこ活性があり、面白い。晴れたらド活性だったが、ともに60匹は越えたのでよしとしましょう。

この日のために、オレンジ、ピンク、白のオクトパスボムも自作していきました。昨年の東京トラウトカントリーのイベントで「石垣さんが餌釣りしている・・」と瀬畑さんが主催者に通報したハリです。深い底にいる奴にはこれを使ってみたくなります。イクラをイメージしてオレンジにしました。ビーズヘッドがついた上にハリ軸にオモリをかませてあるので沈みが速い。

「なんですか? 金○毛バリですか?」と牧野さん。「うん、いつも2個もってる」

2人の会話はすぐに下品な方向に発展する。これはいかん。すかさず金○ではなくこれはビーズヘッド。玉をタマと呼んではいけません。これはギョク。玉は宝石でヒスイのことです。だから高貴な毛バリ、金ギョク毛バリと呼びましょうと上品な会話に誘導する。お付き合いも大変です。

底の魚が動いて、オレンジが見えなくなったら食っている。合わせは簡単だが水面で掛けるような面白さがない。数匹釣ったところで飽きてしまって水面直下で食わせる正当テンカラに。やはりテンカラはこうでなくては。毛バリの種類はなんでもOK。魚がでかいので12番サイズは必要です。

今回は新竿「渓流テンカラ」の寄せパワーの確認もあります。50cmオーバーは出なかったものの45cmサイズは何本も出たので引っ張りあいでどれほどのパワーがあるか確認です。今年はニジマスだけでなくホウライマスも入ってました。

最後にとっておいた、とっておきの毛バリとはととても言えない代物で試してみました。倉上さんからもらったものです。これは釣れる。深い底に定位しているでかいのが食ってきます。見えないので竿をあおりながらの手感です。管理釣り場だからOKだけれど、こんなハリで天然ものを相手にしたらテンカラ界から永久追放でしょうね。

痛恨でもないバラシ(動画)