2012信濃大町テンカラミーティング&講習会レポート

 

8/25-26に長野県大町市で4回目となる信濃大町テンカラミーティグと講習会がありました。このイベントの主な目的

1. テンカラの故郷でもある大町にテンカラを普及させること

2. 高瀬川葛温泉前の1.5kmをC&R区間にすること

3. 葛温泉前に人工産卵床をつくり、自然産卵した渓流魚を増やすこと

もちろん参加者同士の交流は言うまでもありません。開会前に北安中部漁協の組合長、副組合長と私でこの区間のC&Rの実現性などについて話をすることができました。あくまで私的な話なので詳しい内容については控えますが、いくつかの越えなければならない壁があるように思いました。45分程度、時間をもらって駄講義をさせてもらいました。

講習会のために漁協からイワナを3万円購入しました。150匹程度です。これをかじか橋前後にまいたのですが、渇水、高水温で講習中はほとんど反応せず、予想した通り、6時半すぎて活性したようです。したようというのはその時間から参加者が活性化するバーベQだから釣りどころではないからです。

来年はバーベQは逃げないので、魚が活性化し、釣り人が活性化したあとにバーベQをするようにしましょう。絶対に大食いしないようにと思っていたのですが、ホラ焼けた、ソレ食ってと、つぎからつぎに皿に入るのでまたまたゲフッとなるほど食べました。倉上さんから熊の肉の燻製 の差し入れがありました。珍しい肉だけに味は微妙でした。

心配していた夕立ちがいっときバーベQの箸を止めました。この頃、連日、夕立ちがあります。それもゲリラ的、局所的に。最近は局所的な朝立ちはなくなりました(コラコラ)。

イベントで武田さんと福田さんの仕掛け巻きなどを販売しました。アメリカでは仕掛け巻きはオークションでは60ドル(約5,000円)で売れましたが、貧乏テンカラマンの集まりなので1500円〜2500円程度にし たところ、皆さん買っていただきほぼ完売しました。売上は40000円になりましたのでこれは放流の補てんと、経費に回しました。

翌日もテンカラ講習会ですが、葛温泉の前はとても釣れる状況ではないので、隣の籠川で。参加者10名。ともかく自然渓流で釣るためのアレコレを。あんなところ、こんなところ、え?  そんなことも。要は他人が攻めない、攻められないポイント、やらない方法の紹介です。

約2時間で見事、全員ボウズでしたが、唯一、私だけがOさんの竿を借りて、Oさんが散々打ったところからイワナを引き出し、ドヤ顔をしました。写真を見ると確かにドヤ顔になっています。

そのOさんが、見逃していたポイントがいかに多かったか、引き出しのテクニックが必要と思いましたとメールを送ってきた翌日、なんと40cmのイワナを釣りましたと感謝メールと写真を送ってくれました。Oさんは完全に発症しました。生涯、テンカラから抜け出ることはできないでしょう。合掌

ソルトレイクのジョーンからテンカラガイズの活動を紹介するメールが。障害者 の人達にテンカラを通して生きがいを見出してもらう活動のようです。日本でボランティアと言えば子供たちのテンカラ教室くらいですが、このようなサポートがあるのかとアメリカの活力に驚きました。