こんなに食べられないソースかつ丼

 

運ばれてきたドンブリは蓋ができないほどミッシリ。伊那谷のソースかつ丼。ここが本家という店のソースかつ丼は、トンカツをどかしキャベツを脇に寄せてやっとご飯にたどり着けます。

本場で食べるソースかつ丼は今回で2回目。肉がやわらか、細切りキャベツがしんなりして口にやさしい。ソースの味がいいので、以前の、なんや、トンかつをご飯に乗せただけじゃないかという印象をひっくり返しました。

ご飯とトンカツを分けてしまえば単にトンカツ定食ですが、ご飯に盛り付けるとソースの味がからんでまったく別物になるのでした。

私はいつものように完食で、あと半杯はいけそうでしたが、今回、伊那谷を案内してくれたNさん、Sさんは半分ほど残してギブアップ。駒ケ根だけに、こんなに多くて困るがねといったような気がしました。

ハチの子もありました。ハチの子はうまい。以前は、え? ハチの子? あの渋谷の忠犬ハチに子供がいたのか・・ではなく。

掛け値なしにうまいですよ。以前、とったばかりのスズメバチの巣からグニュグニュ動く、子供の指先ほどのハチの子を炒ったものを食べたところ、なんとクリーミーでねっとりと甘く、こんなにうまいものかと思いました。

半分ハチになったものはカリカリして、これがまた美味い。それ以来、すっかりハチの子が好きになりました。信州ではサザ虫(クロカワ虫)も食べるそうです。まだ食べたことはありませんが今度、食べてみましょう。

Nさんの話では醤油と砂糖の味付けで食べさせているのだそうです。いっそのこと生で食べればアマゴやイワナの心境になれるかも。

ソースかつ丼の話はいいから釣りはどうだったかって? また雨でした。レインギアを着たり、脱いだりのくりかえしで、車から林道を抜けて20分ほど歩く間にまたまた汗まみれに。でも先週の手取川に比べれば楽でした。

今回は2本の川を案内してもらいました。すべてイワナです。渓流の岩によってイワナが違います。1つの川は花崗岩なので、釣れるイワナは色白イワナ。最近、誰も入っていなかったとみえて、砂場には足跡ひとつなく、そんな好条件に恵まれたので泣き尺も交えて楽しい釣りができました。

25日からテンカラサミット・in・ユタに行ってきます。レポートは帰国してから順次アップします。