ロシアのHPとテンカラ竿

 

ロシアのウラジオストクのセルゲイが、テンカラのHP、Tenkaraprimを開設しオリジナルなテンカラ竿を造りました。

セルゲイとは2年近くメールでやりとりしています。お互い英語のメールなので完全に意志は通じませんが、なんとかなっています。ときどきセルゲイから国際電話がかかってきますが、ほとんど会話になりません。メールを見てくれという内容です。

ロシア語→日本語、その逆をGoogle翻訳で試みても意味不明なので、日本語を英語にし、その英語を再度、日本語にして通じればその英語は正しいと思って使っています。

電話の雰囲気からいっていい奴です。おそらくHPは自分の仕事とは別の、サイドビジネスというより、ロシアにテンカラを広めるために開設したと思います。

シマノの竿を何本も送ってやりました。サンスイのラインなども。もちろん、その都度、私が釣り道具店で買って国際宅急便で送ります。シマノの天平テンカラが気に入ったようです。

そこで、Tenkaraprimのオリジナルな竿として、3.6mと4.1mを造り、私に送ってくれました。中国製です。色もデザインも調子も天平テンカラそっくりです。天平に似せたので当然です。アルミのロッドケースがついています。

その竿でカワヒメマス(グレーリング)を釣った女性の写真を送ってくれました。あぁ、私は竿になりたい。

日本から本や仕掛け巻きなど、いろいろなものを輸入していると思います。春日さんオリジナルな毛バリBOXにそっくりなものがあるのにはびっくりです。よほど、この毛バリBOXに衝撃を受けたからでしょう。

グレーリングと言えば、今から50年以上前ですが、釣りの本の中に世界を旅行した魚類学のジョルダン博士の、世界で一番うまい魚はグレーリングで2番は鮎であるという記述がありました。

その頃、郷里の興津川の天然鮎は常食だったので、こんなうまい魚はないと思って食べていたので、ジョルダン博士のグレーリングが1番という内容に、鮎よりうまい魚があるのか 、ジョーダンだろうと強く記憶に残り、半世紀たっても忘れませんでした。

セルゲイたちもグレーリングは食べても、レノック(小口マス)はあまり食べないそうです。グレーリング、釣ってそして食べてみたいものです。