フライフィッシング & テンカラ トラウトフェスタ 2010 

 

 12月5日に埼玉県川越市の水上公園で、トラウトフェスタ2010がありました。このイベントでテンカラが出るのは初めてのようです。

フライといっても、サクラマスやサツキマスがターゲットのダブルハンドのイベント。シマノのブースでは、同じく名古屋在住のダブルハンドの名手、安田龍司さんと一緒でした。前日、同じホテルだったので食事しながらダブルハンド事情を聞くことができました。今年は福井の九頭竜川がよかったようです。

1000名ぐらいの参加があったでしょうか。快晴、無風で暑いくらいの日でした。あるいはと思って、ヒートテックの下着を着たのが間違いで、その暑いこと。それでなくても夏は歩く散水車なので。散水車と言えば、このイベントはサンスイの主催です。

12月中旬からシマノ「天平テンカラ」が発売になるので、それに先駆けて来場者に竿を振ってもらいました。クオリティの高さに比べて売価で1万円を切るリーズナブルな値段に驚いていました。

ダブルハンド主体のフライマンの集まりなのでテンカラに関心はないのでは、と思ったのは杞憂で、ブースの前の講習やプールでのデモには大勢集まってくれました。もし、誰も集まらなかったら、そのまま入水自殺しようかと思ってましたから。

倉上軍団吉田毛鉤が、サクラになったり、出ないと強制労働だと、強制動員かけてくれたおかげで、私はまだ生きています。下田名人も来てくれました。

途中、とびきりスタイルのいい女性がテンカラに興味を示してくれました。モデルさん? ではないそうです。テンカラ界にこういう女性は・・・なので、オジサンの説明はヒートテックになり、さらに暑く感じたのでした。

ダブルハンドのフライとテンカラという異色の組合わせ。ダブルハンドはキャスティングそのものがスポーツ種目になりそうです。それだけ難しく、また体力トレーニングもしなければならないようです。遠くに飛ばしたい。オリンピックにみるようにこれは究極の人間の本能なのでしょう。

一方、テンカラはと言えば、竿とラインと毛バリだけの道具に依存しない釣り。1つの仕掛けと毛バリを使い、あとのすべてはテクニック。同じ毛バリを使うのに、見かけは両極端ですが、突き詰めれば、最後は自分の腕だけという点で同じだなと思ったのでした。フライマンに少しでも関心を持ってもらえたイベントとなりました。

デジカメ忘れてしまいました。ありがたいことに数人の参加者が写真を送ってくれました。テンカラウイルスに汚染された毛バリをお礼に送ります。とっくに感染している? え、何ですか? 竿がほしい? 買ってください。

お茶テンさんにも載っています。