毛バリバリ伝説 

 

暑中お見舞い申し上げます。

長野朝日放送の「ザ・駅前テレビ」は長野ローカルの番組ですが、タレントの三四六(さんしろう)の無茶ぶりで人気の番組のようです。今回、三四六にテンカラをさせるという「毛バリバリ伝説」の企画があり、収録を7/21-22、長野県御嶽山の王滝村で行いました。

これは北の安曇野渓流会の会員である長野朝日放送の星野ディレクターの企画によるもので、自身が源流テンカラ師で、日本人ならテンカラだ、フライフィッシングなんてという根っからのテンカラ師ゆえに、数年ごしの企画が通った熱い番組なのです。

1日目はさまざまな著作でテンカラという言葉を世に広めた山本素石さんが、つり人社の『渓流のつり』で木曽のテンカラを紹介した木曽福島の杉本英樹先生を訪ねたことにちなんで、杉本医院の跡地を訪ねるとか、三四六が地元名人に木曽地方のテンカラを教わるなどの収録だったようです。

私は2日目から登場で、アマゴが毛バリをくわえている実験の経緯とか、レベルラインテンカラで三四六にイワナを釣らせるのが役回りでした。テンカラを教えるなら、しかもマンツーマンなら私にまかせてください。大学の授業はいいかげんでもテンカラを教えることには自信があります、の言葉どおり、1日目の木曽伝統のイチ・ニ・サンのテンカラではなく正統レベルラインテンカラで腕をあげてもらいました。

さすがものまねタレント出身だけあって筋がよく、また、テンカラが単に釣果を求める釣りではなく、景色、水、森、魚、花などの自然を肌で感じ、自然と遊ぶ余裕のある釣りなのだということを見抜いたところは見事でした。

放送は7月31日(土)。放送前に詳細は書けませんのでこのあたりで。長野ローカルの放送なのは残念です。こんな企画をぜひどこの局でもやってほしいものです。